まだ「俺が本当にやりたいことはコレジャナイ」とか言ってだらだら仕事やってるの?

こんにちは、職場プレス編集長の石川です。

仕事、全力でやってますか?

愚痴を言いながらも、それなりにやってますか?

それとも全くやらずに周りをウンザリさせてますか?

もし「仕事をちゃんとやりたいのに、できない」と悩んでいるなら、気合いでどうにかするのではなく、考え方を考えてみましょう。

この記事では、ダラダラしがちな仕事を科学して、その態度とサヨナラする心構えを伝えていきます。

 

1.「本当にやりたいこと」なんてない

さあ、質問です。

今の仕事内容に満足できていますか?

「本当にやりたいことはこれじゃない」「こんな仕事じゃ自分の能力が発揮できない」と答えちゃいますか?

「本当にやりたいこと」って何でしょうか?

「自分の能力が発揮できる仕事」ってなんでしょうか?

もし、即答できなければ、いつまで経っても現状から抜け出すことはできません。

では、直近の休日を思い返してみましょう。

過ごし方の満足度に点数をつけるなら何点ですか?

全力で遊んだから満点でしょうか?

ちょっとダラダラしたけどお出かけしたから60点でしょうか?

昼間に起きて、カップラーメンすすって、ぼーっとテレビを観て気がついたらもう夜。「あー、今日はなんにもやってないな〜」だから0点でしょうか?

100点と断言できる人は少ないと思います。

自分の思い通りになる1日で高得点を出せないようなら、仕事においても満足できないことがほとんどです。

 

そんな状態では「本当にやりたい仕事」が見つかるはずがありません。

「本当にやりたいこと」とは、やりたくないことも含めてありとあらゆることを実践して、振り返って、また実践して、という繰り返しの中で「あれ、これやってる時は楽しいな」と思えた瞬間に出会えます。

つまり、「俺がやりたいことはコレジャナイ」とか言ってるうちはやりたいことなんて見つかるわけがないのです。

 

特に20代、30代前半は、退屈な同じ毎日を繰り返していても、「いつかは大逆転の日が訪れる」という謎の自信を持っています。

しかし、いい加減な毎日の先にチャンスは訪れません。

そして、ある日突然気づいてしまうのです。「無限に思えた時間は有限だ。このままだとこのままで終わってしまう」

2.成長したいのか、したくないのかそろそろ決めよう

ここまでは、「本当にやりたいことは簡単には見つからない」「無限に思える時間は有限」という2つの事実をお伝えしました。

それを踏まえた上で、仕事において、あなた自身が成長したいのか、そうじゃないのかをそろそろ決めていきましょう。

別に成長するだけが幸せではないので、成長しなくても全然問題はありません。

というのも、「仕事は完全にライスワーク(給料のため)だから」とか「どんなに仕事がきつくても休日が楽しければOK」という考え方もあります。

好きなアーティストのライブ遠征を生きがいにしている人もいますし、年に1度の3日間の村の祭りのために362日を過ごしているという人もいます。

あれです、みんな違ってみんないい、ってやつです。みすずです。

ただ、何かのドラマで西島秀俊が言ってたんですが、「仕事が楽しければ人生の半分は楽しい」のです。

仕事で成長できれば、やれることが増えて、達成感も得られる、ということですね。

ただし、仕事で成長するためには、時間・労力という資源を大量投入する必要があります。

そのため、成長をする場合は、達成感が得られて、給料が上がる可能性がある反面、時間・労力を割く必要がある。

成長をしない場合は、仕事以外の時間を確保しやすくなる反面、給料が上がらない・仕事の時間がつまらないというデメリットがあることを理解しておきましょう。

 

こればっかりはトレードオフなので、どちらかを選択する必要があります。

仕事に対してはいい加減なのに会社の愚痴を居酒屋で言っている、というのが一番悲惨な状態なので、だらだらと仕事をしているのであれば、成長したいか・したくないかをはっきりと決めるようにしてください。

これ以上、人生の貴重な時間を無駄にしないように。

「成長しない」という選択をした場合は、ここから先は読む必要はありません。

3.成長すると決めたなら〜目の前のことを全力で楽しめるか〜

さて、ここからは「成長する」と決めたあなたに向けて、「どうやったら成長できるか」をお伝えしていきます。

まずは、自分の仕事に全力で取り組むことです。

そのためには「どうやったらその仕事における利益を最大化できるか」を考える必要があります。

営業職であれば「どうやったら売り上げを上げることができるか」

企画職であれば「どうやったら自分の企画を実現できるか」

事務職であれば「ルーチンワークをどうやったら時短でこなせるか」

おそらくダラダラと仕事をやっていた時には「あー、怠い。今月も数字が上げられないから課長に怒られるー」とか「いくら企画を提案してもあのクソクライアントが全然理解できないから、また企画倒れだよ」とか「月末月初になると本当に一気に仕事がくるから本当に大変」とか考えていたと思います。

しかし、「利益」に自分の考えを合わせれば、自然と業務に取り組む姿勢が改善されていきます。

そして、そう考えて行動すると加速度的に出来ることが増えていきます。そこまで来ると自然と仕事が楽しくなっています。

もちろん、そのように考えていても心からやりたくない、無駄としか思えない仕事もあります。しかし、それは必要悪としてとっととやっつけちゃいましょう。

完全に自由にできる休日ですらなかなか満足度100点を出せないのです。満足・納得ができない仕事があるのは当然です。

4.できるだけ自分の達成感のハードルを低くする

多くのサラリーマンは仕事の結果に対してシビアに考えすぎです。

自分の考えたやり方で、かつ、狙った通りの成果が出ないと「失敗」ととらえて落ち込む人もいます。

成長するためには、ストイックに行動する必要はあります。

しかし、成果を上げるためにどれだけ周到に準備をして完璧に行動しても、狙い通りに行くことは稀です。

なぜなら、社内、取引先、お客さんなどの人的要因や天気や気候、使っている道具のコンディションなど自分ではコントロールできない多くの要因が成果を左右するからです。

日々改善が繰り返され、ものすごいスピードで成長をしているコンビニ業界であっても、天気や気温などに店の売り上げが左右されます。

事務仕事だったらパソコンの動きが遅ければ業務スピードは格段に遅くなります。

外的な要因も予測してそれに対応する努力こそが業務の本質かもしれません。

 

思った通りの成果が出なくても落ち込む必要はありません。

あくまでも「思った通りの成果が出なかった」という結果があるだけですから、次回以降にその経験を活かすことができればいいだけです。

 

さて、では気楽に考えて、自分のハードルを下げるためには何が必要でしょうか?

 

ずばり、「行動を目的にする」ということを肝に銘じておくだけです。

営業職であれば「売り上げを立てる」という目標を立てるのではなく、「売り上げを立てるために行動する」ということを目標にすれば良いのです。

そして、結果は一つの事実として受け止めればいいだけです。

結果に一喜一憂するのではなく、出た結果を次回やるときの学びとして、次の行動を改善すればOKです。

これが、常に唱えられている「PDCAサイクル」の本質です。

 

5.まとめ〜発泡酒とプレモル、どっちが飲みたい?〜

まとめます。

・「本当にやりたいこと」なんてものはない。

・成長したいのか、したくないのかを決めよう。

・成長のためには目の前のことを全力で楽しむ。

・ハードルを限りなく下げてみよう。

過去を振り返って「印象に残っている」「成長したな」と実感できる仕事は、全力で取り組んだものだけです。

いい加減に、そこそこにやる仕事は、苦労はありませんが、成長もありません。

なぜなら、自分ができる範囲でしか動いていないからです。

私自身は、10年以上のキャリアの中で、「成長したな」と思えるものは、数える程度です。

もちろん、そこそこのものはそこそこなりのゆる〜い成長はしました。

全力の3ヶ月とそこそこの1年を比べると圧倒的に全力の方が成長できています。

全力時代は始発終電、常に頭と体を動かして、ストレスで手のひらの皮がボロボロになって、もちろん休日もなし、という状況でした。

しかし、全力を出して成果が上がったので、今でもどんな仕事がきても「あの頃の全力を出せば全く問題ない」と落ち着いていられます。

だらだらと仕事をやって、居酒屋で発泡酒を飲みながら愚痴を言うのと全力の仕事の後にプレミアムモルツをキンキンに冷やしたグラスで飲む、人生に必要なのはどっちでしょうか?