どうも、中間管理職の海会(カイエ)です。
突然ですが、あなたは職場において優秀・有能ですか?
有能かつ、無能な奴にイライラしている場合はぜひ、この記事を読んでください。
そのイライラの原因を明確にお伝えしていきます。
この記事は、あなたが「優秀・有能」であることを前提としています。
残念ながら、無能な方はこの先読み進めても役に立ちませんので、お許しください。
目次
1.組織において優秀・有能とはどうゆうことか?
さて、組織で「優秀・有能」とはどのようなものでしょうか。
結論、いきます。
「組織に利益をもたらす人材」
営利組織であれば、利益を最優先にするのが必然です。
「収入を生み出す、費用を減らす = 利益をもたらす」ということです。
逆に利益を生まない人材は無価値です。というか存在自体が損失です。
組織には色んな意見やアイデアを言えるけどそれを実現できない人がいます。
「あの人は頭がいい」というのは、実現できてるからこそ意味があるのです。
だから、それっぽい意見を言える人に騙されちゃいけませんよ。
少し話がそれますが、いいアイデアを持っているけど実現できていない人とチームを組んで、あなたが成果物として実現していけばチームとしては利益を出すことができて、価値があることになります。
何もかもを自分だけでできる必要は無いですからね。
2.無能を科学する。
さて、上で書いたことをひっくり返すと、
無能=利益をもたらさない人
ということが分かりますね。
分かったあなたは、もうこちら側。つまり有能です。
分かってないあなたは、、、
ここからは二種類の無能についてお伝えします。
2-1.損失をもたらす人
こいつですよ、こいつ。
以前の記事でもお伝えした害獣。
有能な人が出した成果物に対して、ネガティブなリアクションをして潰したり、ブレーキをかける輩(やから)です。
別名を「社内評論家」と言います。
こいつは、我ら「有能な民」の利益行動を打ち砕き、組織に損失をもたらします。
具体的には、
いい計画にネガティブな反応を示して、実行させない。
訳の分からない指示を出して、こちらのイライラを煽る。
言いがかりのような反対意見を発信して、士気を下げる。
などなど。もう本当に辞めて欲しいですよ。
彼らとの付き合い方を知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。
2-2.いずれ利益をもたらす人
これは部下や後輩など、あなたの指導を必要とする人物です。
便宜上、無能と言っていますが、「あなたと比べると」という意味です。
彼らは、まだ卵だったり、ひな鳥のような存在です。
うまく育つと組織に利益をもたらす人になります。
そして、うまく指導したあなたの評価も上がるというおまけがつきます。
反対に、うまく育たないと害獣になります。
ここでの指導の仕方はすごく大切になります。
育成方法については以下の記事をご覧ください。
下手に指導したら「お前の育て方が。。。」とか「お前が甘やかしたから。。。」とか言われます。
これを言われると本当に辛いです。
ちなみに私もかつてはヤンチャな後輩がいまして。言われたことはやらない。何度言っても改善しない。指導をすると拗ねる。いや、まあすごかったですよ。
「あいつ、お前の部下だよな!ちゃんと指導しろよ!」とか言われるたびに、「いや、後輩なだけだから。部下ではないから。」とか言いながら非難の声をのらりくらりとかわしていた時期があります。
もちろん、最終的には論理的思考を身につけさせて、利益をあげられるようになりました。
3.さあ、「有能税」という考え方をお伝えしよう。
ここまでで、「有能」と「無能」がどの様なものかがお分かりいただけましたね?
ここからは、「有能な化身」であるあなたが、「無能者」になぜ、心の安定を揺るがせられて、イライラしていくのかをあなたを褒め称えながら解説していきます。
3−1.あなたは利益にフォーカスできるのです!
あなたは「感情」や「組織の論理」にとらわれることなく「利益」に焦点を当てることができる素晴らしい人材です。
反対に無能者たちは自分の給料、業務量、評価、感情、人間関係などにフォーカスしています。
会社を見渡してみてください。そして耳をそば立ててみてください。
・
・・・
・・・・・
ほ〜ら、聞こえてくるでしょう。
「給料が少ない」
「仕事が多くて、忙しい」
「俺の方が仕事ができるのになんであいつが先に出世してんだ」
「上司に理不尽なことを言われた、ムカつく」
それを言ってる人って、仕事ができる人ですか?
一方であなた自身の思考や行動を振り返ってください。
「どうすれば売上を伸ばすことができるのか」
「お客さんが喜んでくれるためにもっとお店のレイアウトを良くしよう」
「この業務はもっと効率良くできそうだ」
そんな良いことばかりを考えていませんか?
それはあなたが有能だからです。
普段の言動がこれほどまでに違うのです。
利益にフォーカスしているあなたとそれ以外にフォーカスしている無能者と意見が一致しないのは当然のことなのです。
その違いがあなたをイラつかせる原因です。
3−2.「有能」と「無能」〜見えている景色と範囲が全然違う〜
あなたは組織の利益という視点において、業務がどのような影響があるのかを見通す力があります。
先ほどあげた利益に加えて、それにかかる業務コスト、顧客にもたらすことができる満足などを明確にイメージできますよね。
それ、残念ながら、そして驚くべきことに無能者には見えていないのですよ。
そりゃもう、見えている景色が全然違います。
例えばあなたがスーパーマーケットの店長だとします。
部下は自分の棚やレジがもっとも重要で他のことが見えていません。体感だけのミクロな視点のみです。
本部の連中は店の単日・各月の売上しか見えていません。数字だけのマクロな視点のみです。
一方で、あなたは店全体の売上金額・予算比・商品数・売れているもの・お客さんの導線・曜日や時間帯別のピークに始まり、昨日のお客さんのクレーム・今日のお客さんの感謝の言葉など一つ一つがリアルに見えています。
あなたはミクロとマクロの両方を頭脳と体で感じ取ることができているのです。
ね?景色が一致することは無いんですよ。
その視点・視野・視座のズレが「なぜこんな簡単なことが分からないのだ」というイライラに繋がるのです。
3−3.払うことになる税金は?
さあ、あなたが利益にフォーカスでき、かつ見えている景色が優れている逸材だということはもうお分かりいただけましたね。
あなたが優秀過ぎるから無能者にはあなたの真意が伝わらないし、理解できないのです。
そもそも物事を捉えたり、考える立脚点が違いますからね。
そんなあなたが払う「有能税」をズバリお伝えします。
それは「負の感情」と「時間」という2つのコストです。
無能者のところでもお伝えした通り、害獣はネガティブ満載のリアクションをしてきます。
そうすると有能なあなたであっても「怒り」の感情に支配されます。
これが一つ目の有能税です。
これには「気にしない」という手段が一番手っ取り早いです。
詳しくは下記の記事に書いてありますので、ぜひ読んでみてください。
次に、指導する部下や後輩に対して払う有能税が「時間」です。
これには「害獣駆除の時間」と「指導の時間」という2種類があります。
「害獣駆除」は文字通り、ネガティブ発言をする社内評論家に対応する時間です。
「気にしないで放っておく」というのが一番良いのですが、相手が上位職の場合は、最低限の対応が必要になります。
何も利益を生まない無駄な時間ですが、税金ですから仕方が無いのです。
もう1つは部下や後輩への「指導・教育のための時間」です。
部下や後輩には利益のための行動をとってもらう必要があります。
そのためには「相手の感情に配慮しつつ、理解できるまで噛み砕いて考え方や動き方を教えること」が求められます。
行動してもらわなければあなたのコストは無駄になります。
そして、その時間を別のことにあてれば得られたであろう利益損失にもなります。
「指導」とはそれほどシビアなものなのですよ。
3−4.あなたが優秀なのがイけないのだ!
ここまで読んでもらってアレなんですが、その原因は、あなたが優秀過ぎるからなのだ!
優秀・有能であればあるほど、周りからの理解は減っていくし、嫉妬心から足を引っ張る人の数も増えていきます。
そんな人たちもひっくるめて利益を上げる「あなたがすごい」のがいけないのです。
4.まあ落ち着いていこうよ
ただ、そんな中でも多くはなくても理解者はいるでしょう。
何より、社会に与えるインパクトは個人よりも組織で働く方が大きくなります。これはできるようになってくると本当に快感です。
あなたが優秀で、組織で働く限りは有能税の支払いが終わる日がくることはありません。
ただし、それを払ってもあまりある魅力が組織にあれば、税金を納めるのも良いと思います。
もし、どうしても我慢できない場合は、、、
有能だったら自分で考えてみてください。
中間管理職のカイエでした!
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