「あれ?俺ってコミュ障?」と不安になった時の4つのチェックポイント

どうも、職場プレス編集長/モチベーターの石川です。

自分はコミュニケーション能力が高いと思ってるんだけど、なんだか最近、

・自分が言ったことが思ったようにウケなかった。

・変なことしてないのに、周りの対応が変わった。

・気付いたら俺の話を聞いてくれる人がいない。

そんな状況になっていませんか?

その原因、「コミュ障」かも知れません。

特に自分が上司や先輩、と言う立場で、部下・後輩と接している時に上記のような状態だと、マズイかもしれない。

そう言われて「いやいや、自分は社交的で話すのが上手だから」と考えてしまったなら、コミュ障の確率はかなり上がりましたよ。

ヤバイですよ。

というのもコミュ障には、

・自他共に認めるコミュ障

・自分はコミュ障だと思っていないけどコミュ力が低い

の2種類が存在しています。

自他共に認めるコミュ障は、自覚をしているので、改善の余地があります。

で、残念なのは自覚が無いパターン。

一見するとコミュ障に見えず、なんならコミュ力高めに見えたりもする。

そして、厄介なのは「自分ではコミュ力が高くて話が上手だ」と思っているということ。

私は「隠れコミュ障」と呼んでいます。

「隠れミッキー」とは大違いの可愛げのなさ。合掌。

 

隠れコミュ障は、特に管理職やベテランの先輩社員に多い傾向があります。

社歴が長いからこそ、周りが指摘してくれないから、自分じゃ気付けないんですよ。

で、自分のコミュニケーションに自信すら持って日々を生きているけど、周りからはウザがられる、という悲劇が生まれています。

まるで、駆除ができない虫みたい。

ということで、コミュ障か否かのチェックしてみましょう。

そして、もし、コミュ障なら、直そう。

頑張ろう。

1.相手をイジって笑いをとる

まず、第一のチェックポイント。

部下や後輩をいじったり、けなしたり、ディスってコミュニケーションをとっていやしないかい?

やりがちなのが、職場の飲み会の会費を集金してる部下や後輩に,

「あれ?お前が払ってくれるんじゃないのか?」とか、

5000円の会費なのに4000円渡して「はい、ぴったり!」と言ってみたり。

まあ、冗談だと言うことはお互い分かっているけど、部下からすると、そんな手垢にまみれたコミュニケーションにはうんざりしてる。

部下は「いやいや、勘弁してくださいよー」としか言えないじゃん。

そんなのコミュニケーションじゃなくて嫌がらせだよ。

お金に関する冗談は、面倒くさいから本当にやめてほしい。

他にも、

チビだデブだと身体的なことをいじってみたり。

で、このコミュニケーションをとる輩は、それがウケていると勘違いして、何度も同じことを言ってきます。

もう、大変。マジ、勘弁。

ということで、部下や後輩をむやみにイジらないように気をつけよう。

「俺の場合は信頼関係があるから大丈夫!」と思っていても、それはあてにならないから。

 

ちなみに、自分も部下からイジられている、という場合はセーフかも。

お互いにイジっていて、自分もイジられた時に「おいおい、そんなこと言わないでくれよ〜」とか言える関係ならOK。

たまに、上司側がイジられたら、急にキレる、という光景を見かけるけど地獄絵図。

イジられたくないならイジらないこと。

これ、基本です。

2.相手を否定する

第二のチェックポイント。

これがありがち、否定することで相手よりも優位に立つ行為。

マウンティングは本当に厳禁。

特に顕著にあらわれるのが、

「部下・後輩を指導する時」

自分が上の立場だと、知識も経験も部下よりも優れていることがほとんどです。

だから、部下や後輩がやることのアラがよく見えます。

だって、そのアラはあなたがこれまでのキャリアの中で乗り越えたものだから。

で、良かれと思ってアドバイスする時に「自分の優越感を満たす」という考えが無意識に出てきます。

この優越感をしっかりキャッチして、それが表面に出ないようにグッと抑えましょう。

じゃないと、とんでもないことになる。

とんでもないことに。

自分が優れていることを示そうとすると、どうしたって相手を否定することになります。

そうすると部下は心の耳をふさいで、あなたの話が終わるのを待つだけのモードに入ります。

そうすると何を伝えても無駄で無意味。

それを避けるためには、

部下がやること・やったことを認めた上で、より良くするための方法を伝える。

このスタンスだと、良いコミュニケーションが取れます。

ちなみに、部下の報告、提案などにいきなり「全然ダメだな」っていうのは、一気に信頼関係がなくなるので、絶対にやめましょうね。

これをやるとこれまで積み上げた信頼が無くなり、この先、信頼感を取り戻すことが一切出来なくなる。

仮に全然ダメだったとしても、先述の通り、まずはやったことを認めてあげること。

 

また、部下に対する直接的な否定でなくても、何かの出来事、人物などに対して否定するのも極力控えましょう。

それを聞いている周囲の人間は嫌な気分になりますから。

「否定している人」を見ていて、気持ちが良いものではないし、出来るだけ関わりたくないですよね?

ということで、

基本スタンスは「否定しない」でいきましょう。

頑張ろう。

3.自分の話ばかり

第三のチェックポイント。

これが、究極にダサい行為ですが、自分の話ばかりをすること。

コミュニケーションとは「相互の意思を疎通すること」です。

あなたが相手を理解して、相手もあなたを理解する。

自分のことだけしゃべるのは、コミュニケーションではなく、ただの講義、ですからね。

しかも、こういう奴に限って話が長い。

もー、どうにかしてほしい。。。

しかも、この手の輩は、人の話をぶん取って自分のことを話し始める。最悪。

さらに、自分が主役じゃないのに、自分のことばかりペラペラペラペラ喋りたてる。

まあ、わかりやすい例で言えば、結婚式の来賓挨拶で、新郎新婦のことじゃなくて自分のことばっかり喋る、という奴。

以前遭遇したのが、来賓挨拶で、来賓が新婦のご両親の馴れ初めを話している現場。

列席者からすると「え?それ、今?全然興味ないけど」という感じ。

で、実際にそんな空気になっていた。もう、地獄。

 

自分の話をしたいなら、まずは相手の話を聞くこと。

比率で言うと相手の話70%、自分の話30%くらいでちょうどいいバランスだから。

これで、ようやく相手からの印象は「50:50」

あと、聞かれてないことをベラベラと話さないこと。

興味ないことを言われた部下は、適当に相槌打つしかないから。

そして、それはとてもエネルギーを使うので、部下の体力がどんどん下がっていきます。

さらに、断続的に部下に話しかけないこと。

たまにいるタイプが、ちょこちょこ自分が思うことを話しかける上司。

部下は上司よりも事務仕事や雑務が多いため、出来るだけ集中して仕事をしたいものです。

が、上司から話かけられると部下は聞くしかない。

で、せっかく集中モードになって仕事をやっても、また話しかけられてしまう。

何事もやり始めが一番エネルギーを使います。

で、話しかけ続けるとエネルギーが大幅に低下していきます。

エネルギー切れの部下は、パフォーマンスが悪くなります。

上司の仕事は、部下に出来るだけパフォーマンス高く働ける環境を作ることですから。

と言うことで、部下にいい仕事をさせたいのなら、やたらと話しかけず、相手の話に耳を傾けるように。

じゃないと嫌われちゃうよ!

4.沈黙が怖い

仕事では、自分の話が終わった後に、沈黙が訪れることがあります。

んで、その時にコミュ障か否か、が分かります。

コミュ力が無い人は、沈黙が訪れると、その状況が怖くなり、聞いてもいないことをベラベラとしゃべり始めます。

相手は、聞いた話を整理しているかもしれないし、自分が発言する内容をまとめているのかもしれない。

たまに、黙ることによって、もっと情報を聞き出そうとしている人もいます。

で、あなたがしゃべり終えた後に、沈黙が訪れたら、やることは1つです。

「とにかく黙っている」

これだけ。

あなたが「これで十分」と思って話を終えたなら、相手から求められない限り、伝えるべきことはありません。

だから、相手から何らかのリアクションがあるまで、とにかく黙っていればいいです。

沈黙はむやみに怖がらなくてOK。

これをやらないと、相手に軽んじられます。

5.まとめ

コミュ障に見えないけれど、周りからすると「できれば関わりたくない人」は多くいます。

なぜ「関わりたくない」と思うかと言うと、その人と自分の相性が悪いから、です。

自分のペースが乱されると「相性が悪い」と思うんですね。

で、上司が部下からペースを乱されることよりも、上司によって部下のペースを乱すことの方が圧倒的に多いです。

それは、上司の方が職務上の立場が上だから。

だからこそ、上司は部下に対して、隠れコミュ障特有のコミュニケーションをとっていないか注意を払う必要があります。

 

ここまで、つらつらと書いてきたのですが、

「あっ、確かに自分に当てはまる部分がある」という人は、コミュ障を抜け出す素質が十分にあります。

一方で、「なんだ、この記事。1個も当てはまらなかったわ。時間無駄にしたわ」という人は、マジで自分を振り返った方が良いです。

それこそが、隠れコミュ障の思考回路そのものなので。

とにかく、一人でも多くの組織人のコミュニケーションが解決すれば、組織の生産性は上がっていきます。

と言うことで、ちょっとでも当てはまることがあったら、ぜひこの記事の内容を実践してください。

お願い!

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