嫌いな上司を徹底攻略!4つのタイプと対処法

こんにちは、職場カウンセラーのイシカワです。

サラリーマンが必ず持っているもの、上司。

上司との関係は、会社員人生の良し悪しを大きく左右するものです。

リクナビNEXTの退職理由のホンネランキングでは、「上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった」が堂々の1位です。

出典元:http://next.rikunabi.com/01/honne2007/honne2007_01.html

 

「上司が嫌い」という感情が、次第に「仕事がやだ」となることで業務のパフォーマンスの質が下がり、最後には「会社辞めたい」となってしまいます。

理想の上司ランキングでは、バリバリと仕事ができそうで、かつ気配りができそうな有名人が毎年その名を連ねています。

実際に自分の職場を見渡してみると理想とは程遠い、パワハラを平気でやるむかつくバカ上司、置き物のように座っているだけの役立たず、こちらの感情を尊重しないクソ上司がひしめいています。

残念ながら、上司を交換したり、上司の内面が変わることは期待できません。

しかし、上司の特徴をしっかりと理解して、対処法が分かれば、仕事で成果をあげることは可能です。

 

この記事では、嫌いな上司をタイプ別に把握して、具体的な接し方をお伝えします。

嫌いな上司を好きになる必要はありませんが、業務を遂行するためにきちんと対応できるようになりましょう。

 

 

1.嫌いな上司〜タイプと対策〜

まず、上司のことが嫌いになる最大の理由は、「上司が自分に気を遣ってくれない」からです。

その前提の上に、「業務遂行能力の有無」「直感的か論理的か」を掛け合わせると嫌いな上司のタイプが見えてきます。

ここでは、タイプごとの特徴と対策をお伝えします。

1−1.タイプ①:自分の経験至上主義の体育会系型

業務遂行能力はあるものの直感的な上司は、自分の経験をもっとも大切にしている体育会系タイプです。

自分の成功体験が忘れられず、部下にも自分流のやり方を押し付けてくるという特徴があります。

しかも、そのやり方はとにかくごり押し、寝ずに頑張る、上司の言うことは絶対に聞く、など旧世代の体育会系営業マンが得意とするやり方です。

そのやり方で成果が出ないと「根性がない!」「積極性が足りない!」などの精神論を振りかざしてきます。

部下に物足りなさを感じたり、ミスを見つけたりするとすぐに「俺が若い頃は・・・」と聞いてもいない昔話やくだらない武勇伝を語り始め、最後には「とにかくやるんだ!」という言葉で締めくくります。

このタイプの上司は、バブル期に若手社員として活躍した世代に多く見受けられます。

【対策】

体育会系タイプには、とにかく頷きましょう。

彼らは、自分のやり方こそが史上最高だと考えています。

また、上下関係を重要視しているため、部下が意見を言ったり、自分の言うことを聞かないことに大きなストレスを感じます。

そのため、部下のあなたは上司の指示にとにかく頷くことが必要になります。

特に指示を受ける際には、「その指示は違うよな」と思っても、「それは違います」と率直に言うのではなく、まずは頷きましょう。

その後で「違う」と思っていることに「これについては課長がおっしゃるのに加えてこうした方が良くなると思うんですがいかがでしょう?」と質問してみましょう。

上司のことを認めつつ、さらに良くなる方法を伝えているため、意見が通ることがあります。

しかし、全くあなたの意見を聞き入れられない場合は、言われた最低限だけをこなすようにして我慢することをお勧めします。

無駄なことにあなたの貴重な時間と気力・体力を奪われないようにすることに集中しましょう。

 

1−2.タイプ②:仕事ができるが、ついていけない業務マシーン型

業務遂行能力が高く、論理的でもあるものの部下の状況を考えないのが、業務マシーンタイプです。

仕事ができるがゆえに考え方がドライで、意図せず部下の感情を傷つけてしまうという特徴があります。

また、業務を行うことが最優先で、目標達成に対して非常にシビアなため、部下に「ついていけない」と感じさせることがあります。

また、論理が行き過ぎて、自己中心的に見えることもあります。

言葉の端々に「メリット、デメリット、利益」というワードが頻発します。

【対策】

業務マシーンには、思いやりを求めることは諦めましょう。

業務マシーンタイプは、業務を遂行することにおいては、ピカイチの能力があります。

また、論理的であるため、業務のやり方も効率的で成果をあげやすい上司です。

その一方で、効率を優先するあまり、部下のモチベーションや感情に対する配慮が足りません。

はっきり言って、業務マシーンに思いやりを求めるのは時間の無駄です。

彼の無神経さは悪意ではなく、効率の裏返しなのです。

そのため、「悪気はないけど、ドライなのは仕方がない」と諦めを持って接することができれば、業務のやり方を学ぶことができるため、成長をすることができます。

どうしても、ついていけない場合は、率直に「このままだとついていけません」と伝えましょう。

業務マシーンは、「自分にできることは、他人にもできる」と考えているため、あなたが上司のように仕事ができないということを想定していません。

しかし、「できない」という状況を把握すれば、効率のためにあなたができる方法を考えてくれます。



1−3.タイプ③:頭はいいが、行動しない口だけ番長型

業務遂行能力は低いくせに論理的で筋は通っている厄介ものが口だけ番長タイプです。

とにかく批判的な上に自分の保身ばかりを考えて、無難なプランを選び続けるという特徴があります。

机上の空論を振りかざし、現場の人間をげんなりさせて、ネチネチ文句を言う知ったかぶりです。

ことあるごとに「他社(他部署)はどうなの?」と言い、分かりにくい指示を出して、部下が必死で考えた資料に対して「そういう意味で言ったんじゃないんだけどなぁ」などとふざけたことを言い、ミスが起きると「誰がやったんだ(意味:俺は悪くない)」と騒ぎ出します。

行動しないわりに口は達者なので、さらに上の上司にかわいがられていますが、部下からの信頼は全く得られていません。

【対策】

口だけ番長には、成果を献上しましょう。

口だけ番長タイプは、口は出すものの行動をしないため、彼ひとりでは成果をあげられません。

そのため、口を出されて業務が止まりそうになったら、「課長がもっとも良いと思われる方法を教えてください。」と仕事が進む方向に話を持っていきましょう。

多少、上司が言ったことと違うやり方をしても、業務が進み成果が出さえすれば、口だけ番長は文句を言いません。

そして、その成果を「課長のおかげです」と言いながら献上しておけば、徐々にあなたの意見が通りやすくなっていきます。

 

 

1−4.タイプ④:決めない、やらない、気も遣えない、3拍子揃ったポンコツ型

業務遂行能力がない、それなのに直感で動く、それがみんな大嫌いポンコツタイプです。

特徴としては、徹底的に決めない、やらない。朝に言っていたことと夕方にやっていることが全くチグハグ。

指示を出せばトンチンカン、もう一つ上の上司からの指示には全てYESと答えるナマケモノ。

口癖は「社長(役員)がそう言っていたから」「(トンチンカンな指示を出しつつ)うまくやっておいて」という無責任発言を連発し、当然のように責任をとりません。

年功序列の日本企業が生んだ亡霊です。

【対策】

ポンコツには、「こいつに任せておけば大丈夫!」と思わせましょう。

攻略法はとてもシンプルです。

まず、小さなことからコツコツと成果を出し続けましょう。そうすることでポンコツから「こいつに任せておけば、楽ができる」と思われるようになります。

そうすれば、あなたの考えが部署の方針となり、ポンコツも常にあなたを頼るようになります。

そして、表面上は敵対せずに、味方になっておけば、邪魔されることもなく、仕事がやりやすい環境を作ることができます。

 

2.そもそも上司のこと、どうして嫌いなんですか?

ここでは、そもそも上司が嫌いな理由を探り、上司と接する時の考え方をお伝えします。

2−1.理想の上司なんていない

そもそもあなたが上司に対してイライラするのは、なぜでしょうか。

気遣いをしてほしい、もっと指導してほしい、のびのびと仕事をやらせてほしい、というあなたの期待に対して上司が応えてくれないから、ではないでしょうか。

部下であるあなたは「尊重してほしい」という思いがありながら、上司がそれを汲み取ってくれないことにイライラしているのです。

しかし、あなたの期待に応えることが上司の仕事ではありませんし、あなたの仕事も上司や後輩の気持ちを尊重することではありません。

もちろん、お互いの気持ちを尊重することでパフォーマンスはよくなりますが、業務の手段であって目的ではありません。

業務の目的はどこまで行っても利益をあげることです。

そのため、上司からみた部下は「利益をあげるための駒」です。

あなたが思い描く理想の上司は、仕事ができて、気遣いもバッチリで、スマートな身のこなしができて、清潔感があって、常に部下の味方であってくれる、自分よりも部下や同僚を尊重してくれる、そんな素敵な人格者ではないでしょうか。

残念ながらそんな上司に出会うことは本当に稀です。ほぼいないと言っていいでしょう。

多くの上司はあくまでも所属部署や自分の業績を達成することを第一優先としていますし、それが正しい在り方です。

そのため、あなたを尊重してくれる上司と出会うことは諦めて、評価されるために成果をあげることに集中しましょう。

2−2.上司=運命共同体

どんなに嫌いな上司であっても直属であれば、上司が会社から受ける評価はあなたにも関わってきます。

上司の評価が低ければあなたの評価も低くなり、あなたが成果を上げれば上司の評価も上がります。

部署において成果を上げることは、上司とあなたの共通の目標です。

上司のことが嫌いであってもそのことは必ず意識するようにしてください。

個人的な感情で、イライラして上司の言うことを聞かないことは自由ですが、成果が上げられず、上司からの評価が下がれば給料やボーナスが増えなくなります。

逆にこれまでお伝えしたように上司のタイプを考えて対応していきながら成果を上げることで、評価をされるようになれば、良い循環に入っていくことができます。

 

2−3.上司=最優先のお客様

会社には「部下は上司の言うことを素直に聞くものだ」と考えている上司で溢れています。

部下のあなたからするとゾッとする話ですが、これは事実です。

しかも、当たり前ですが、上司はあなたよりも会社における立場は上です。あなたがどんなに優秀であろうとも「部下は言うことを聞くものだ」という価値観で仕事をしています。

そして、その上司はあなたの評価をする立場にあります。あなたがどう願おうともその事実を変えることはできません。

そのため、上でお伝えしたように上司は運命共同体であるとともに「最優先のお客様」と考えるようにしましょう。

ドラマや映画では、「お客様が最優先だ!」と言って自分の身を犠牲にする男気のある姿が高揚感を与えますが、、現実の社会では自身の生活をきっちりと守ることを最優先にしましょう。

生活をかなぐり捨ててでも、信念を貫く姿はフィクションだったらカッコイイですが、現実でやったら左遷されるか失職します。

あなたがもっとも大切にすべきお客様は、上司です。

何があろうともできる限り、上司の言うことを最優先にして、成果を上げることを目指しましょう。

 

3.どうしても我慢できない時はどうする?

とは言え、どうしても我慢できないことは必ずあります。

そんな時は以下にお伝えする方法を試してみてください。

3−1.「会社を辞める」という選択肢を本気で検討する

「上司が嫌い」と感じたら「仕事が嫌だ」と思うようになり、最終的には「仕事を辞めたい」と考えるようになります。

実際に会社を辞めるとなると選択肢は「転職」か「独立起業」のどちらかです。

3−1−1.転職市場での自分の価値を把握する

現在の会社以外での自分の価値を把握するためには、実際に転職活動をしてみることをおすすめします。

転職サイトに登録をして、企業探しをしましょう。サイトによっては転職エージェントがついて、相談に乗ってくれます。

実際に企業探しをすると、業務内容、やりがい、お金、時間、人間関係など自分が仕事に何を求めているかが見えてきます。

他社と比べることで、自分の会社がどの程度良いのかあるいは悪いのかが判断できるようになります。

明らかに他社に行った方が幸せになれるのであれば、そのまま転職活動を続けましょう。

 

3−1−2.独立起業は現実的か?

「転職は無いな」と思い、「でも今の会社にいるのも絶対に無理」と思ったら独立起業について考えましょう。

インターネットで「サラリーマン 独立」と調べたり、本屋に行って起業の本を立ち読みしてみましょう。

それらの情報を元に現時点で持っているスキルと覚悟で独立が可能かを考えましょう。

可能であれば、具体的にやることを引き続き調べていきましょう。

そして、まずは独立起業のために必要なことをサラリーマンをやりながら試しにやってみることをお勧めします。

軌道に乗りそうであれば続けてみて、難しそうであれば他の選択肢を考えてみましょう。

 

3−2.会社に残ることを前提に上司と離れることに全力をかける

転職にも起業にもピンとこないようであれば、「そのまま会社にいる」という選択をします。

その場合、できるだけ早く上司と離れるための行動をとりましょう。

3−2−1.上司の上司に相談する

例えば、あなたが直属の上司が課長であれば、部長に相談してみてください。

相談の仕方は、まずあなた自身が「会社のために成果を出したい、業務に全力で打ち込みたい」ことを伝えつつ、「課長のどんなところが障害になっているか」を説明します。もし、あなたが「会社を辞めてもいい」と本気で考えているのであれば、「このままでは辞めざるをえません」とその気持ちも率直に伝えましょう。

すると、部長としては、あなたに辞められては困るため、課長に指導をしたり、課長かあなたが異動できるように行動してくれます。

実際に動いてくれることがなくても、あなたが課長とうまくいっていない、ということは認識してくれます。

上位職になればなるほど現場や役職が離れている部下の状況や気持ちを細かく把握することが難しくなるため、この手法は有効であることが多いです。

「なんで分かってくれないんだ!」と嘆く前に、分かってもらえるように努力をしましょう。

3−2−2.人事部門に相談する

あまり、考えたくありませんが、上司の上司も嫌、ということは起こりえます。

そのため、上司の上司にも相談が出来ない・相談しても動いてくれない場合は、人事部門に相談しましょう。

相談の仕方は「3−2−1.上司の上司に相談する」と同様です。

人事部門の主な業務は、人材の採用と育成です。

つまり、あなたが「辞めたい」という考えを持っていることは、人事部門からすると何とか回避をしたい案件になります。

仮にあなたが新卒で入社していた場合、あなたの採用コスト(説明会、面接、教育など)は数十万から数百万円です。

あなたが辞める、ということは人事部門にとってはそのコストが無駄になる損失でしかありません。

そのため、上司の上司に相談するよりも直接的に異動が叶いやすい手段となります。

この方法はあまり連発すると「辞める辞める言って辞めない奴」という不名誉な評価になるため、ここぞという時のみ使いましょう。

 

3−2−3.労働基準監督署に相談する

上司の上司もダメ・人事部門への相談でもダメな場合、会社に残るためには労働基準監督署に相談しましょう。

ただし、この方法は「残業代が支払われない」「殴る蹴るなどの暴力、パワハラによる精神的な苦痛を継続的に受けている」などの明らかに労働基準法に違反している場合のみ有効です。

また、実際に会社へ調査が入る場合には、総務・人事部門が対応することになり、その影響は会社全体に広がります。

そして、おそらく誰が通報したのか、ということは巧妙に隠さない限り、バレてしまいます。

そのため、そのまま会社に残るしか選択肢はないが、どうしても職場の構造を変える必要がある、という場合のみ検討しましょう。

特にこの方法をとる際は、慎重に考えて、自己責任で行いましょう。

 

4.まとめ

上司との関係は、会社員生活を大きく左右するものです。

無理やり好きになる必要はありませんが、自分の業務が進むような協力関係を作る努力はするべきです。

それでもどうしても相容れない上司は必ずいます。その際には我慢しつつ、反面教師として学ぶようにしましょう。

よく言われることですが、永遠にその上司との関係が続くわけではありません。

まずは、上司が何を考えているのかを想像しながら、あなた自身も上司を尊重してみてください。

そうすれば、次第に上司もあなたを気にかけてくれるようになっていきます。

受け身でいるよりも、まずはできる限りのことをやり尽くすことに全力を注いでください。

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