どうもこんにちは職場プレス編集長/モチベーターの石川です。
仕事をしていると人間関係や業務の進み具合によってストレスを感じることが多いことでしょう。
ストレスを感じると嫌な気分になり、つまらない毎日になってしまいます。
そして、せっかくの日々の生活が灰色になっていきます。
しかし、それではあまりにも人生がもったいないです。
ということで、今回はストレスの原因を明らかにし、対策の打ち方について解説していきます。
ストレス耐性を身につけた強い自分を手に入れましょう。
目次
1.ストレスの項目を列挙する
まず、仕事のストレス解消にあたって1番最初にやるべきなのが、
何に対してストレスを感じているのかを明確にすることです。
「人間関係」や「業務量」や「残業が多い」という理由でストレスを感じている人が多いかと思います。
しかし、これでは原因が明確になったとは言えません。
例えば、
・人間関係であれば、誰との人間関係なのか。
・業務量であれば、業務が多いのか・少ないのか、適正な量はどれくらいで、そこからどれくらい乖離しているのか。
・残業が多いのであれば、どれくらいが理想の残業時間なのか。
など細かくその項目を出していきましょう。
こうすることで「漠然とストレスを感じる」という状態から「何にストレスを感じているのか」が自分で分かるようになります。
ストレスが無くならない人は、自分にとってどんなことがストレスになっているかを把握していないことがほとんどです。
2.ストレスの原因を突き止める
項目を列挙してみたら次は、
その項目において「なぜ自分がストレスを感じているのか」を突き止めましょう。
先程の例で言えば、上司との人間関係にストレスを感じているのであれば、上司のどういった部分が自分にとってストレスになっているのかを考えます。
もっと優しくして欲しいのか、上司に言われてしまう自分が嫌なのか、など。
業務量にストレスを感じているのであれば、業務量の何が嫌なのかを考えます。
多すぎて疲弊してしまうのか、業務量に対して評価が見合っていないのか、周囲と比べて自分の業務量が多いのがムカつくのか、など。
残業時間にストレスを感じているのであれば、残業の何が嫌なのかを考えましょう。
疲れるのがいや、睡眠時間が削られるのがいや、プライベートの時間がない、など。
同じ事象であっても、人によってストレスを感じたり感じなかったりします。
そして、ストレスを感じていても、上記のように、何が原因かは人それぞれです。
ということで、自分を深掘りしてみて、本当の原因を見つけるようにしましょう。
表面的なことにとらわれていては、いつまで経ってもストレスをなくすことは出来ません。
3.ストレス対策を講じる
さて、ストレスの原因がハッキリしたら、今度は対策を立てましょう。
ここからは、対策を立てる際の注意点を解説します。
3-1.意志の力を使わない
まず、気をつけたいのが、
「意志の力を使わない」ということです。
例えば、「上司とのやりとりでストレスを感じないようにする」と対策を立てても無意味です。
これでは「対策」ではなく、ただの「希望」です。
また、「上司に嫌なことを言われて気にしないようにする」というのも対策になりません。
絶対に気にしてしまいますからね。
自分の意思や心持ちでなんとかしよう、と考えるのは得策ではありません。
というか、負けゲームの始まりですから。
ということで、意思の力をあてにしないように注意しましょう。
3-2.具体的に対応する
では、どうすればいいのか?
答えは簡単、
「具体的な対策を立てて実行する」
これだけです。
体育会系の上司が無理難題を言ってきてストレスを感じている場合、
・上司の上司に相談する
・出来そうもないことを指示されたら、やり方を徹底的に聞く
・絶対に実行不可能なことを言われたら毅然と断る
・人事部に相談する
など。
解決法には、短期的なものも中長期的なものもあると思いますが、いずれにしても具体的な対策が必要です。
この際の留意点が「解決策を実行する時には何かしら摩擦が生じる」ということです。
ストレスに対処するために、瞬間的に自分が傷ついたり、嫌な思いをすることはよくあることです。
これを避けていては、いつまで経ってもストレスの原因に対応することはありませんので、肝に銘じておきましょう。
4.まとめ〜できることから始める〜
と、ここまで具体的な対策についてお伝えしてきましたが、解決策を実行に移す時には様々な障害があります。
ということで、最後に心構えをお伝えします。
4-1.ストレスを完全無くすことはできない
ここまで、ストレスを軽減する方法をお伝えしてきたのですが、残念ながら、ストレスを完全に消し去ることは出来ません。
というのも、何にストレスを感じているかによっても違いますが、基本的に物事を全て自分の思い通りにコントロールすることはできません。
そのため、自分がコントロールできる範囲のストレスを感じなくなったとしても、自分がコントロールできない部分についてはストレスが残ることになります。
また、ある程度ストレスをコントロールできるようになったとしても、人間関係や状況の変化などによって新たなストレスの原因ができることもあります。
そのため、ストレスは完全になくすことはできないと言うことは、よく理解しておきましょう。
4-2.改善はできる
ただ、逆の見方をすれば、ある程度のストレスには対処することが出来ます。
ストレスの原因は大きく分けると2つあります。
(1) 自分由来のもの
自分の感じ方・捉え方、自分の行動に起因するもの
(2) 外部由来のもの
自分以外の他人や外部環境に起因するもの
自分由来のものであれば、ほぼコントロール可能です。
厄介なのが、外部由来のものです。
これを気にしてばかりいるといつまで経ってもストレスが無くなることはありません。
というよりも、常にストレスを感じ続けることになります。
例えば、フレックス制が無い会社で朝9時出勤だったとしましょう。
朝は低血圧でなかなか起きれない、無理やり起きるから不調な状態で1日を過ごさなきゃならない。
こんなストレスだと手に負えません。
この状態をそのまま続けていては、ストレスまみれの生活です。
これを避けるには、転職かフレックス制の導入を訴えていくしかありません。
このように外部由来のものについては、物理的に距離をおくことでしか、避けることは出来ませんので、「悩まない!」と強く覚悟したり、転職を考えることをお勧めします。
ただし、職場における悩みは、上司や同僚の助けを借りることで、改善することは多くあります。
そのため、「どうせ言ったって誰も助けてくれない」と腐るのではなく、「とりあえず助けを求めてみる」ということをおすすめします。
4-3.自分を「可哀想な存在」だと思わないように
最後の最後に伝えたいのが、自分を「可哀想な存在」だと思わないことです。
ストレスを感じたり、辛いことがあると「なんでこんなに一生懸命やってるのに自分ばっかりこんな目にあうんだ」とか「自分がこんなに大変な思いをしてるのに周りは全然助けてくれない」とか思ってしまいがちです。
私自身もそんな時期がありました。
ですが、少しひいてみると大変なのは自分だけでもないし、周りはあなたが願うほどあなたのことを見てくれているわけでもありません。
あなた自身から周りを見渡して欲しいのですが、職場の同僚がどんな困難を抱えているか把握していますか?
また、その同僚がどんな信念を持っていて、何に対して喜んだり悲しんだりするか分かりますか?
相当に仲の良い相手じゃないと分からないと思います。
ということは「周りから見た時のあなた」は同じ程度にしか見られていません。
なにも「あなたが大変な状況にはいない」と言いたいわけではありません。
ただ、そういうものだ、というのは心のどこかに留めておくといいですよ、ということです。
自分を「可哀想な存在」と捉えてしまうと、周囲に対する怒りが湧いてきて、解決するものも解決しなくなって、状況は悪くなる一方です。
ということで、ここまでお伝えしたことを実践して、少しでもストレス解消に向けて取り組んでみてください。
おさらいをすると、
・ストレスの項目を列挙する
・ストレスの原因を突き止める
・対策を打つ
簡単な3ステップですね。
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